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【2025年版】ベトナム人の平均月収(ベトナム人男女別・年齢別)

ベトナムは近年、急速な経済成長により賃金水準も上昇しています。2025年の最新データをもとに、ベトナム人の平均月収を日本円でわかりやすく解説します。

ベトナム人女性と男性、都市部と地方では、日本と同じように格差があります。物価は日本の約1/3~1/2とされています。それでは、詳しく解説します。

主な参照元です。

ベトナム統計総局(GSO)家計調査
https://www.gso.gov.vn

ジェトロ 日本貿易振興機構(JETRO)
https://www.jetro.go.jp

ベトナムの平均月収(2025年最新)

2025年前後の公的・統計データは次のとおりです。

約542万ドン(約30,000円)2024年家計調査 (ジェトロ)
約830万ドン(約48,000円)2025年平均 (ベトナムブリーフィング)

2025年の実態としては、月収:約3万円~5万円(中央値は約4万円前後)となっており、経済成長に伴って、年々上昇傾向にあります。

男女別の平均月収

ベトナム統計総局(GSO)の傾向とその他の調査から、男女差はあります。

男性

約850万~900万ドンで、日本円で約49,000~52,000円

女性

約700万~800万ドンで、日本円で約40,000~46,000円

男性の方が約10~20%高く、製造業・建設業で男性優位となっています。女性はサービス業・軽工業に多い傾向がある。ベトナムでは職種差による影響が大きく、単純な性別差以上に「業種差」が賃金を左右します。

年齢別の平均月収

20代前半(新卒・若手)

約500万~700万ドンで、日本円で約30,000~40,000円

20代後半~30代前半(中堅)

約700万~1,000万ドンで、日本円で約40,000~60,000円

30代後半~40代(管理職層)

約1,000万~2,000万ドン以上で、日本円で約60,000~120,000円

50代以上

個人差が大きくなって、公務員・安定職は低め、外資系・専門職は高くなる傾向があります。また、管理職・専門職で上昇傾向が強く、学歴・英語力で格差が拡大しています。

都市と地方の収入格差

ベトナムでは地域差が大きいです。月収(日本円)で、ホーチミン・ハノイでは、約45,000~60,000円ですが、地方都市となると約25,000~40,000円となり、都市部は地方の約1.5倍~2倍となっています。

職種別の高収入分野

IT・エンジニア・金融・不動産・管理職(マネージャー以上)ではに給与が高い傾向にあります。

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国際結婚、ベトナムへの投資

国際結婚をして、ベトナム女性の配偶者がいたり、戸籍を届出していなくてもパートナー女性や恋人と交際中の場合、ベトナムでの貯蓄、株式投資、資産運用を検討してみてはいかがでしょうか?

1.預金(貯蓄)

ベトナムでは定期預金の年利(金利)は、6~8%位あります。日本貿易振興機構(ジェトロ Jetro)によると、消費者物価上昇率は、3%前後で推移しているので、インフレ率を入れても、日本よりはリターンはあるとされています。

ベトナムの銀行の口座開設は、従来は、観光者や出張者でもできたましたが、2019年より国家銀行の通達で、12か月のベトナムへの居住資格がある人しか開設できないようになりました。

ベトナム女性との交際や国際結婚を利用して資産を増やすことができます。

ベトナムは発展途上国で急激な経済成長を遂げています。ビジネスを拡大させるため、海外投資家、企業誘致や国内のインフラの整備を実施中です。

資金を国内だけでなく海外から集めたいので金利を高く設定し、融資国にもメリットがあるようにしています。

ベトナム人パートナーが持っている銀行口座を使っても構いませんが、銀行ごとの金利を確認して金利が高い銀行で口座を作り直してもよいでしょう。

<口座開設に必要なもの>

人民証明書
ベトナムドン
口座開設手数料
キャッシュカード発行手数料
ベトナムの携帯電話番号
現地の住所

2.株式

日本でもベトナム株を扱っている証券会社もありますが、ベトナムに居住していれば、現地の証券会社の口座開設して銘柄を決めて売買取引が可能です。

ベトナム人の配偶者や交際中の恋人がいれば、銘柄の選定等で相談もできますし、マーケットの参考になる情報も聞けると思います。

・外国人保有比率の制限

ベトナム国内の投資家保護が目的で、外国人の保有比率の上限があります。基本は49%で、銀行は30%(30%より下に設定している銀行もある)、航空業界も30%です。この割合よりも大きくなると、買い注文(売買)が自動的に中断されます。

3.ファンド(投資信託)

ファイブスター投信投資顧問が設定・運用する「ベトナム・ロータス・ファンド」は、2021年のトータルリターンが79.33%とファンド分類平均を54.97上回ったとのことです。

ベトナムを投資対象国とするファンドの中でトップで、カテゴリー32本中で1位のリターンになりました。ファンド・オブ・ザ・イヤー2021で「国際株式(グローバル)型」部門で最優秀ファンド賞を受賞しました。

ベトナム株は2021年、日本円ベースで55%の上昇。ベトナムは、経済、企業業績が好調です。個人の新規の口座の開設数がベトナム史上最高だったとのこと。個人に投資ブームが起こっています。ベトナム株式市場は個人の市場シェアが8割を超えて、個人投資家中心のマーケットとなっています。

ちょうど日本で1970年からの20年で株価が20倍になったような市場がベトナムで起こっていると証券会社などは分析しています。

ベトナムは、共産主義国家ですが、政治が安定し、国が順調に運営されています。国家戦略として世界の生産拠点にしようという目標があります。

投資の基本は、長期投資と分散投資です。投資の分散は、先進国と新興国という分類になりますが、新興国の中に中国、台湾、ブラジルが有名ですが、ベトナム人との交際や婚姻の機会にベトナムを投資先に加えてアセットクラスとして検討したらよいと思います。

経済成長があるということは、株価の上昇の可能性が高いということです。

ベトナム経済は、これからも成長が見込まれ、ベトナム株式は上昇する可能性が高いと言えます。

日本人が、ベトナム市場への投資では投資信託が一般的です。個別株を注文する場合、投資対象となる企業の業績や将来性などについて分析しますが、ベトナム株の場合、日本語で関連情報を得るのは難しく、投資対象となる企業の事業セクターについての知識を得るのがむずかしいためです。

ところが、身内にベトナムの方がいれば、いろいろ情報を得ることができます。

ベトナム投資で堅実な成果を得る場合は、投資信託というのが一般的ですが、ベトナムの知り合いがいれば、現地の情報が入手しやすいので損失のリスクを抑えることができます。

4.ベトナム経済の今後

投資で、このままベトナムは、東南アジアの民主主義国と同様に経済成長を続けることができるのかという問題で、中国との関係があります。

アメリカは中国と敵対し、ベトナムも南の島の領有権で中国と対立しています。ベトナムとアメリカは共通の利害関係があり、ベトナムとアメリカは近い関係です。この両国の関係は、投資家の取引の安心材料の必要条件であり、ベトナムの経済成長にとって重要なことです。

ベトナム製の輸入品の代表は、衣料品や靴などですが、最近は、輸出でハイテク製品が増えています。韓国のサムソンは、ベトナム国内に工場を数か所ありますし、サムソンのスマートフォンの半数以上はベトナム製となっています。

ベトナムでは、今まで一次産業から軽工業へと発展し、ハイテク化へ移行しています。

ハイテク化を進めて海外の企業を誘致するには、独裁国家とは違う政権の安定と安全な社会が必要条件です。国の方針として、多くの自由貿易協定を締結するなどして、経済発展をすすめています。

経済発展の基盤として、ベトナムには、豊富な労働人口と安い労働コストがあります。海外からのベトナムへの直接投資は増加傾向にあり、ベトナムから海外への輸出額も伸びています。

産業のハイテク化がすすみ、産業構造も第一次産業から、二次、三次産業となり、製造業からサービス業へとシフトして、現在のベトナム経済は、日本の1970年頃の高度経済成長の状況にあると考えています。

ベトナムは1995年にアメリカと国交回復をして、アセアン(ASEAN 東南アジア諸国連合)にも加盟しています。

5.不動産

多くのベトナム人は、必要以上に預金をしません。所得が少ないこともありますが、将来の不安で預金をするのではなく、今の楽しみのためにお金を使う文化があります。

経済成長で、ベトナム人の給料は上がっています。会社に勤めながら副業で事業をしたり、不動産・株式投資で、それなりの分配金やリターンを得ています。

ベトナム人は、住宅、不動産には強い思い入れがあります。家屋を持つことが、一人前の条件でもあり、住宅(新築)購入のために頭金を貯めて、残りは親族から借入れて購入することが多いです。

一軒家の人気が高く、マンションは住居ではなく、投資として考えています。

ベトナムでは土地は国の所有物であり、土地は、使用権として「権利」として認められています。

ただし、ベトナム人やベトナム企業の場合は永久使用権があり、資産として引き継ぐこともできます。

税制面では相続税、贈与税も二親等以内なら無税で、資産として子孫に不動産を引き継ぐこともできます。お金があれば不動産や金(ゴールド)で次世代に引き継いでいくこともできます。

ベトナムでは、預金をするより現金を不動産や金(ゴールド)に変える傾向があります。

不動産を購入する場合、すぐに利益が見込める利回り物件を購入する人と、利益はすぐに見込めないが将来的なキャピタルとして長期でリターンがとれる土地や建物を購入する人がいます。

2015年の住宅法で、外国人でも条件付きでマンションや住宅を購入できるようになりましたが、土地は購入できません。

金利が高すぎて、住宅ローンが普及していないため、キャッシュでの購入となることが多いです。

・ベトナムの土地の特異性

投資家にとって、ベトナムの土地の取り扱いが気になると思いますので、説明しておきます。

ベトナムでは、土地の所有権を取得することはできず、土地の使用者は、土地に対して使用権しかありません。

使用権の内訳は、所有権に近いものです。第三者に対して対抗できる登録制度もあり、権利として確保し、活用することができ、当該使用権の一般的な処分(譲渡、売却等)も行うことができます。

外国人投資家に対しては、国内の法令のみならず、国際条約などでもベトナムでの投資に関する財産権(不動産)が保護されるため、「使用権」しかないということを、心配する必要はないです。

日本は所有権はありますが、固定資産税も支払わなければなりませんし、収用などでは所有権を失うことがあります。

今後のベトナムの経済状況を予想するためにポイントを2点あげておきます。

6.人口ボーナス期

ベトナムの経済成長が続く理由に「人口ボーナス期」があります。

「人口ボーナス期」とは、総人口に占める生産年齢人口(15歳以上、65歳未満の人口)の比率が高い時期で、ベトナムではこれが2040年頃まで続く見通しで、人口ボーナス期の中にあります。

ベトナムではGDPは6%前後の成長が続いていますが、この高い成長率が持続する可能性が高いとされています。

7.TPP

環太平洋経済連携協定(TPP)とは、太平洋を囲む国同士で関税などをなくして自由貿易化を目指す経済的枠組みです。

シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナムで交渉が開始され、マレーシア、メキシコ、カナダ、日本が交渉に参加し、11カ国で交渉が行われています。

関税が撤廃されれば、貿易相手国から買ってもらいやすくなります。その結果、輸出の増加が期待できます。

消費者にもメリットがあり、関税が撤廃されれば、輸入コストが減るので、安い輸入食料品が手に入るようになります。

加盟11ヵ国の1人当たりGDPを比較するとベトナムがかなり低くなっています。TPPが発効したことで、ベトナムに労働集約的な産業の需要が高まるとされて、大きな恩恵をもたらすと考えられています。

米中貿易問題で、生産拠点を中国以外へと移す動きが見られており、ベトナムは有力な移転先の1つです。

近年のベトナムの主要輸出品目は、電子製品、縫製品、靴などです。電子製品は、ベトナムのアジア地域の生産ネットワークへの参入にともなって、急速に輸出を伸ばしてきました。

ベトナムはTPPへの参加で多国籍企業のサプライチェーンへの参加を目指しています。

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国際結婚、ベトナム人の金銭感覚

ベトナム人女性との国際結婚で、交際中など、ベトナム人の金銭感覚を知っておくことは、とても重要です。ベトナムでは、日本と違い、給料も上がり続けているので出費にも積極的な面があり、貯金や投資にも興味を持っている人が多くいます。

1.ベトナムの家計

家計とは、経済需要(消費)の最小単位です。日本貿易振興機構(ジェトロ Jetro)の2020年版ベトナム家計生活水準調査結果では、次のようになります。ベトナムの通貨、1ドンは、0.0050円としています。

<月間平均所得>

全国平均  21,150円
都市部   27,690円
農村部   17,400円
ハノイ   29,905円
ホーチミン 32,685円

このように、農村部とホーチミンでは、2倍弱の格差があります。ベトナムでは、1人暮らしであれば5万円ほどあれば、生活できて、地方なら、月に3万円あれば暮らしていけます。経済格差が大きいと言えます。

<最低賃金>

同じく、2021年のジェトロの調査(ハノイ・ホーチミン)によれば、

2016年 350万ドン
2020年 442万ドン

26.2%も上昇しています。ベトナムの賃金収入は、確実に増えています。

<インフレ>

世界のインフレ率ランキングによれば、ベトナムは次のとおりです。

2016年 2.668%
2021年 1.871%

インフレ率は、世界146位です。世界的に高い方ではありません。

日本は次のとおりです。

2016年 -0.124%
2021年 -0.256%

ずっと、デフレ状態です。2016年以前もそうです。

このように、所得は、まだまだ日本には届きませんが、賃金は、毎年、着実に上昇して、適当なインフレ率もあって、景気が上向きということが伺えます。

一方、日本は、所得が上がらず、デフレ状態で、景気がよくならないデフレスパイラルの状態のままです。基本給のベースアップもむずかしい状態が続いています。

2.ベトナム人の貯蓄

可処分所得とは、家計収入(個人所得)のうち、税金や社会保険料などを除いて、個人(世帯)が自由に使えるお金のことです。

同じくジェトロの統計調査によれば、ベトナムの耐久消費財の普及度ですが、家電の保有台数は、エアコンが2018年と比べ15.3%増の51%となりました。
洗濯機は9.6%増の54.3%、冷蔵庫は6.8%増の85.4%に。テレビは4.8%減の96.1%となりました。
自動車は1.5%増の4.8%と、依然として普及が進んでいませんが、二輪車は12.5%増となりました。

テレビは、ほぼ100%の家庭で保有されて、エアコンも50%ですが、自動車の所有が少ないのが特徴です。テレビ以外は、日本より所有がすすんでいないのがわかります。

自動車の普及がベトナムで、すすんでいないのは、ベトナムでは、交通量が非常に多くて、小回りの利くバイクが好まれていることと、排気ガスによる環境悪化対策として、車の購入抑制がかけられ、高額な税金が課されているためです。

このように、かなり耐久消費財の普及がすすんでいることがわかります。可処分所得から消費支出を差し引いた残りが「貯蓄」となります。このことから、貯蓄志向が強まっているのではないかと思われます。

ところが、独立行政法人国際協力機構(ジャイカ JICA)によれば、ベトナムで正規の金融機関の口座保有率は成人人口の約30.0%、他方、貧困層に限ると約20.3%。そのうち、金融機関に貯蓄ができている割合は約14.5%で、貧困層は、貯金志向が低いと報告されています。

ただし、収入が増え、適切なインフレで景気がよくなれば、可処分所得も上昇するので、今後の貯蓄志向の割合は、上昇すると思われます。

たしかに、日本が、世界的にも貯金率の高い国で、日本と比較するとどうしても、貯蓄感覚が低いということになります。

ただし、最近の貯蓄率の統計を見ると、日本の貯蓄率は低下傾向にあります。近い将来、ベトナムと日本の貯蓄率は、かなり近づいてくることが推測されます。

3.ベトナム人の投資

世界的に有名なニールセンの調査では、東南アジアのインドネシア、マレーシア、フィリッピン、シンガポール、ベトナムの6カ国の中で、ベトナム人が可処分所得を貯金にまわす比率が一番高い一方で、投資意欲の比率が一番低かったと報告されています。

ベトナムは、南北に長い国なので、北は、貯蓄志向が強く、南は低いと一般的に言われています。

一方で、銀行の預金金利はドン建てで、年利7%前後の金利が付きますが、銀行に預けるベトナム人は少なく、資産家は現金を不動産投資や金(ゴールド)に変える傾向があるようです。

ベトナム人は、家を持つことが、一人前の男だと考えています。住宅購入のために頭金を貯めて、残りは親族から借入する形で購入するケースが多いです。

最近は銀行からの借入も増えてきましたが、親族からの借入が多い状況です。また、持ち家のタイプでは圧倒的に一軒家の人気が高く、マンションタイプは住居用ではなく、投資用として考える人が多くなります。

ベトナムでは土地は国の所有物であるため、土地の使用権が権利として認められています。ベトナム人、ベトナム企業の場合は永久使用権があります。

投資の金銭感覚は、給料があがり、日本に比べれば景気もよいので、株式の運用、ファンドなどへ投資は、積極と思われますが、分散投資など手堅い金融商品に人気があるらしいです。株式であれば、手堅い銘柄に人気が集中するということでした。

4.ベトナム人の金銭感覚

ハノイなどベトナム北部では貯蓄をする習慣があります。子供の進学や家の建築の費用、ブライダル費用などです。

ホーチミンなどの南部は、給与が入ったら、使ってしまう傾向があります。あまり、貯金をしません。

日本が、世界的にも異常に貯金率の高い国で、日本と比較するとどうしても、貯蓄感覚が低いということになります。

結婚後は、毎月いくらと貯金額を決めてもいいかもしれません。積み立て預金がおすすめです。

男女ともお金は家族の共有財産であるとの認識です。個人の所有意識はあまり、ないようです。

そもそも、結婚願望があって、婚活中の交際時代は、あまり、デート中に貯蓄などの話は、恋愛ムードをだいなしにするかもしれませんので、ほどほどにしたほうがよいかもしれません。

なお、テトの時は、ベトナム人の財布のひもは緩くなると言われています。ベトナムの休日の代表格の旧正月にあたるテトです。

テトの期間中は、親せきが集まって宴会をしたりします。テト前になると、ベトナム人は家族で買い物に行って、大量の食材、調味料、お茶、お酒、お菓子などを買い込みます。

また、手土産を買うのもこの時期です。貯金と言えばテトのお金を貯めることが多いとされています。

やはり、貯蓄も投資も個人差があります。

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国際結婚、ベトナム人の性生活

国際結婚、ベトナム人の性生活

1.セックスに関わる国際比較調査

男性向け避妊具の海外の大手メーカーDurex社は、毎年、セックスに関わる国際比較調査結果をウェッブサイトで公開しています。

日本人のセックス頻度は、年45回と世界最低です。性生活の満足度(性生活に幸せを感じている人の割合)も24%と低い数字となっています。

一方で、ベトナムは、性行為の回数が87回、満足度が、42%となっています。

欧米は、回数は100を超えて、満足度も50%前後です。一般的に東アジア、東南アジアは、低めの数字となっています。

アジアの人が、性欲が少ないとか、性生活に悩みや問題を抱えているとかではなくて、文化の違い、文化の影響だと思います。

(国別のデータ抜粋)

頻度(男女回答)

日本 45回
ベトナム87回
マレーシア83回
シンガポール73回

フランス 120回
イギリス 118回
カナダ 108回
ドイツ 104回

満足度(男女回答)

日本 24%
ベトナム42%
マレーシア48%
シンガポール42%

フランス 38%
イギリス 52%
カナダ 46%
ドイツ 47%

2.ベトナム女性と恋愛観

ベトナム人女性は、現実的です。理想の男性としては、どんなに人柄が良くても、顔がよくでも、男性に家族を養う経済力がないと結婚相手の順位が下がります。

さらに、男性が気が利いたり、彼女おもいであることが大切な条件になります。ベトナムでは、レディファーストな男性が多いのは、このような考えがあるためと言われています。

ベトナム女性は、レディファーストをあたり前と考えています。ハノイやホーチミンを観光で訪れていても、レディファーストの光景をよく見かけます。

ベトナム人女性は、結婚年齢が若いと言われています。女性は、25歳までに結婚したいと考えており、適齢期をすぎると結婚できないと思う強い傾向があります。

付き合う相手に、経済力や誠実さを求めるのは、結婚に対する意識が高く、早い段階で花婿候補を決めたいと思っているためです。

結婚したら、家族のために尽くそうとするのがベトナム人女性です。とても真面目で堅実な性格の女性が多いとされています。

3.ベトナムの性生活

ベトナムでは、結婚する前の性交渉は禁止されていませんが、男性と付き合うことは、家族ぐるみのつき合いと考えている人が多く、夫婦になるまで、婚前交渉を、あまり好みません。

ベトナムは、昔(昭和以前)の日本女性のように、男を立てる文化や恥じらいを好む文化と言われていますので、性に対する考え方は(昭和以前の)、日本に近いものがあると考えられます。決して、セックスレスの人が多いというわけではありません。

ベトナムは、日本に国民性も似ていて、地理的にも日本に近いベトナムは、今も貞操を守る考えが受け継がれています。未婚でセックスをするカップルも徐々に増えていますが、今でも性交渉は、結婚前提であることが一般的です。

特に、在日の女性は地方出身の中流以上の人が多いので、その貞操の意識は強いです。婚前交渉は基本的に無いものとされています。

ベトナム人、東南アジアの人は、ハグや手をつないだり男女の距離が近いので、性も開放的と勘違いされがちですが、性生活については、厳格な考えを持っている人が多いです。

ベトナムでは、セックスは結婚してからするものである、結婚相手とするものであるという意識がかなり強く、ハグやキスは日本人のように付き合うと自然としますが、セックスに関しては別と考えているようです。

よっぽど結婚前提であることが明らかでなければ、体を許すベトナム人女性はいません。

従って、ベトナム女性との旅行を伴いデートは、ハードルが高くなります。

ベトナムでは、結婚するまで貞操を守ることが大切という考えがあります。基本、宿泊を伴う旅行は結婚してからの方がよいでしょう。デートに宿泊旅行をするのは、結婚が確実になるまで、控えた方がよいです。国際結婚の場合、女性の母国に行くこともありますが、別々の部屋に泊まったほうがよいと思われます。

4.セクハラ

下ネタは、今の日本で女性に言うと、しっかりセクハラ扱いされますが、これはベトナム女性に対しても同じことです。

ベトナム人だから、言ってるのかと、日本人以上にベトナム女性に対して、印象が悪くなります。

基本的に、日本人女性に言ったら問題になることは、ベトナム人にも言ってはいけません。特にベトナムのカトリック教徒は厳格な人が多いので要注意です。

最近は、ベトナムでもセクハラの意識が高まっています。ベトナム労働・傷病軍人・社会事業省とベトナム労働総同盟、ベトナム商工会議所は、職場でのセクハラに対する新基準の草案を共同で策定しました。ウインクの繰り返しや挑発的な視線なども「非言語的セクハラ」として分類すると規定されています。

セクハラ新基準の草案は、2015年に労働省法務局が改定した職場でのセクハラに関する行動規範に基づいて策定され、セクハラを「身体的セクハラ」「言語的セクハラ」「非言語的セクハラ」の3種類に分類しています。

「身体的セクハラ」は、体に触れるなどで、「言語的セクハラ」は対面や電話などでの性的内容を含む発言や執拗に外出に誘うなどが対象となります。「非言語的セクハラ」には、ウインクの繰り返しや挑発的な(性的な)視線、性的なものを暗示させるジェスチャー、性的な内容を含む画像の送付などがあげられています。

同基準は法的拘束力はありませんが、労働規則などとして各企業が採用することを推奨しています。

ベトナムでも、セクハラについては、日本と同じです。アオザイを着ている女性だけが、硬い考えを持っているわけではありません。一般の女性も、日本人と同等か、日本以上にセクハラに対する意識が高くなっています。

セクハラについては、フィリピンなどアジアでも意識が高くなってきています。気をつけたほうがよいでしょう。

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ベトナム人との結婚、生活様式

ベトナム人女性と結婚するとなると、ベトナム人の生活様式が気になるところです。

まず、定量的な統計データからベトナム生活の「今」を分析して、定性的で一般的なベトナムの生活様式や生活感覚を解説します。具体的には、金銭感覚、電化製品、車などの耐久消費財を取り上げます。

1.ベトナム人の生活実態

日本貿易振興機構(ジェトロ)の2020年版ベトナム家計生活水準調査を見てみます。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/06/a8fdd777d36d258a.html

1人当たり月間平均所得
https://www.jetro.go.jp/view_interface.php?blockId=31972013

2020年の1人当たりの月間平均所得は、10年間で約3倍(年率約11.9%の伸び)になっています。都市部と農村部では、農村部の伸びが大きいですが、都市部と農村部との間には大きな格差(約1.6倍)があります。食生活(月間消費量/人)は、肉の消費量が1.8㎏から2.3㎏に増え、ワインやビールは、2018年の0.9リットルから、2020年には1.3リットルに増加しました。

<ポイント>

所得倍増というスローガンがありますが、ベトナムでは、3倍です。すさまじい経済成長を遂げています。生活の質も年々、あがっているのがわかります。ここ何十年も、変化が少ない日本とはかなり違っています。

(1)ベトナムの家電製品

現在は、ベトナムでも日本の家電は買えます。家電量販店でも買えますし、デパートにはメーカーの直売コーナーもあります。日本で売り始めた最新のものは買えませんが、日本品質を求めるのであれば問題なく購入することができます。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/07/8ceda13ce38716f0.html

家電の保有台数は、エアコンが2018年と比べ15.3%増の51%となりました。洗濯機は9.6%増の54.3%、冷蔵庫は6.8%増の85.4%に。テレビは4.8%減の96.1%となりました。
自動車は1.5%増の4.8%と、依然として普及が進んでいませんが、二輪車は12.5%増となりました。

<ポイント>

テレビは、ほぼ100%の家庭にあり、エアコンも50%ですが、自動車の所有が少ないのが特徴です。テレビ以外は、日本より所有がすすんでいないのがわかります。

(2)バイクと車

ベトナム人のメインの交通手段はバイクです。道路の交通量が非常に多くて、小回りの利くバイクが好まれています。ベトナムで圧倒的人気があるメーカーは、ホンダのバイクです。

ベトナムでは排気ガスによる環境悪化対策として、車の購入抑制がかけられ、高額な税金が課されています。以前は、車を持っているのは高所得者層のみでした。しかし、最近は中間層の車の所有も増加し、車を所有する家庭が増えてきました。そんな中で人気の日本車としてトヨタがあげられます。トヨタ人気は、日本と同じです。

<ポイント>

ブランドの好みは日本と同じ、バイクは、ホンダ、自動車は、トヨタです。自動車を所有しても道路などのインフラが整っていないので、バイクの所有が多いです。ベトナムは、まだ、発展途上であると言えそうです。

2.日本人とベトナム人の金銭感覚

(1)地域ごとの違い

ベトナムは、南北に長い国で、地域で気候が異なります。地域により金銭感覚に違いがあるようです。

・北部

ハノイなどベトナム北部では貯蓄をする習慣があります。子供の進学や家の建築の費用などです。

・南部

ホーチミンなど南部は、暖かく、野菜、果物、魚介類の食べ物が豊富にあります。食べ物に困ることはありませんでした。他の南国の国と同じく、給与が入ったら、使ってしまう傾向がありました。

・中部

ベトナム中部は、漁港が数多くあることから、海の幸が豊富にあります。そのため南部と同様に貯金をする習慣はあまり、ありませんでした。

<ポイント>

日本が、世界的にも貯金率の高い国で、日本と比較するとどうしても、貯蓄感覚が低いということになります。ただし、最近の貯蓄率の統計を見ると、日本の貯蓄率は低下傾向にあり、近い将来、ベトナムと日本の貯蓄率は、かなり近づいてくるかもしれません。

(2)女性

ベトナムは、男性優位社会ですが、家庭では女性に権限があります。女性は、家族に対する愛情が強くて家族を優先的に考えます。女性は、男性よりも金銭感覚はきびしく、無駄遣いをすることも少ないのですが、子供の健康につながるなど、家族のためなら、思い切ってお金を使うという傾向にあります。このような、考え方は、依然として、いまだに日本にも根強くありますので、両国の違いは少ないように思います。

(3)お金は家族の共有財産

男女ともお金は家族の共有財産であるとの認識です。個人の所有意識はあまり、ないようです。

(4)給料日

貯金する人もいますが、ほとんど使ってしまう人も多いです。給料日から1週間程度で、家族でショッピングモールなどに出かけて、買い物や食事を楽しみます。
日本では、少ない習慣かもしれませんが、世界では、このような考え方は、めずらくないです。

(5)テト

ベトナムの休日の代表格の旧正月にあたるテト。テトの期間中は、親せきが集まって宴会をしたりします。テト前になると、ベトナム人は家族で買い物に行って、大量の食材、調味料、お茶、お酒、お菓子などを買い込みます。また、手土産を買うのもこの時期です。貯金と言えばテトのお金を貯めることが多いとされています。

多くのベトナム人は、必要以上の預金をしません。所得が少ないということもありますが、将来のために過度な預金をせずに、今の楽しみのためにお金を使うようです。
ただし、これは、個人差があります。

(6)住宅

ベトナム人は、家を持つことが、一人前の男だと考えています。住宅購入のために頭金を貯めて、残りは親族から借入する形で購入するケースが多いです。

最近は銀行からの借入も増えてきましたが、親族からの借入が多い状況です。また、持ち家のタイプでは圧倒的に一軒家の人気が高く、マンションタイプは住居用ではなく、投資用として考える人が多いです。

ベトナムでは土地は国の所有物であるため、土地の使用権が権利として認められています。ベトナム人、ベトナム企業の場合は永久使用権があります。

(7)貯蓄

銀行に預けるベトナム人は少なく、資産家は現金を不動産や金(ゴールド)に変える傾向が強くあります。

ただし、直近のベトナムの総貯蓄率は、2021年に34.3 %をとなりました。前期2020年の 25.4 %と比べるとかなり増えています。理由は不明ですが、長い間、低い水準で推移していましたが、2020年と2021年の間のみ、大きな増加がみられました。(CEIC  Global Database調べ)ベトナムの日常生活も変わりつつあるのかもしれません。

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ベトナムの社会

ベトナム人と結婚後の仕送りの費用について

ベトナム人と結婚すると、仕送りで、お金を送ることがあります。そのお金の目安を、ベトナムの生活の金額的な実態とか、文化などから調べてみました。

ベトナム人の女性と結婚式をして、お金もかかりますが、仕送りという費用も覚悟しておかなければならないかもしれません。

1.ベトナム人の生活費

ジェトロ 2020年版ベトナム家計生活水準調査結果
https://www.jetro.go.jp/view_interface.php?blockId=31972013
によれば、次のようになります。金額について、ベトナムの通貨、1ドン は 0.0050 円としています。

<月間平均所得>

全国平均  21,150円
都市部   27,690円
農村部   17,400円
ハノイ   29,905円
ホーチミン 32,685円

農村部とホーチミンでは、2倍弱の格差があります。

一方このような調査もあります。

都市部では、ベトナムでの月額生活費として、世界の生活費を比較するウェブサイト「Numbeo」によりますと、ホーチミンの4人家族の1ヶ月の生活費は3,800万ドン、日本円にすると約19万円。1人暮らしの費用は1,100万ドンで、日本円で約5.5万円となります。
ハノイの生活費はホーチミンよりもわずかに安く、4人家族の1ヶ月の生活費は3,700万ドンで、日本円換算で約18.5万円となり、1人暮らしの費用は1,000万ドンで、日本円では約5万円です。

ベトナムでは、1人暮らしであれば5万円ほどあれば、十分生活できることがわかります。メコンデルタなどの地方なら、月に3万円あれば十分暮らしていけるらしいです。

2.仕送り費用

では、仕送り費用は、どのくらいが、適切なのでしょうか?いくら必要になるのでしょうか?その目安はどれくらいでしょうか?

上記の1「ベトナム人の生活費」を踏まえて、仕送り額の額を決めてはいかがでしょうか?

ベトナムの実家への仕送りは、月に2万円~5万円が妥当ではないか、と言えると思います。

月額5万円あれば、都市部でも(老)親夫婦は暮らせるはずです。贅沢はできないかもしれませんが、生活に必要な金額は、家族に渡せると思いますし、家賃などの固定費を負担して、日常の変動費は、自分たちで賄ってもらうこともできます。
女性に兄弟がいれば、仕送り額を兄弟で分担することが多いので、実際には1人の分担がもう少し減ります。兄弟に男性がいれば、両親の面倒を見てもらえるかもしれません。

もし、両親が、元気に働いているのであれば、毎月の仕送りは不要かもしれません。
パートナーのご両親がまだまだ元気に働いているなら、毎月の仕送りは不要と思っていいでしょう。ベトナム人は会社勤めの人が少なく、ほとんどの人が自営業です。定年がないので、高齢の両親も働いている人が多いと言われています。親が働いているなら仕送りは不要です。送るとしても金額は少なくてよいことになります。

ただし、テト(旧正月)には女性が、帰省をしたり、お年玉をわたす習慣があります。海外の両親への仕送りは、扶養控除の対象となります。節税対策になるので対策しておいたほうがよいでしょう。仕送りを送金した記録を残しておきます。

3.ベトナムの年金

例えば、ミャンマーなどは、年金制度がなく、年老いた親への仕送りは、必須となると聞いたことがありますが、ベトナムは、社会主義の国で、社会保障も充実していて、年金もあるようですが、実態は、ベトナムも日本の年金のような制度はあるのですが、ビジネスや仕事に追われて、加入している人はほとんどいません。

ベトナムでは年金に加入している人が少ないから、仕送りが必要になるということになります。

どうしてベトナム人は、仕送りが必要かというと、ほとんどのベトナム人が年金に加入していないからです。年老いた両親の生活費が足りず、子供達からの仕送りに頼ることになります。

4.仕送りの背景(ベトナムの文化)

ベトナム人の子供から仕送りを受ける文化についてもふれてみます。

ベトナム人と結婚した日本人男性・女性が結婚相手の親から送金や経済的な援助を求められるケースもあります。その文化的な背景のヒントになるようなことがあります。

(1)家族をとても大切にするベトナム人

ベトナム人は、家族をとても大事にします。アジアの国々は家族を大事にするのですが、同じく、ベトナム女性も家族を大事にする傾向が強いです。このことは、男性であれ、女性であれ、ベトナム人と結婚すれば、相手をしっかりと立ててくれて、家族のことを思いやる、良きパートナーとなってくれると思います。

家族を大事にする気持ちは、両親への仕送りにも密接に関係してきます。先進国の日本に嫁いだわけですから、ベトナムの両親にも、その恩恵を分けたいという気持ちになるのも当然だと思います。

(2)ベトナムの経済格差

ベトナムでも所得格差が広がってきています。

VN expressの記事によれば、ベトナムでは富裕層が増えており,3000万USドル超の資産を保有するミリオネアにいたっては、その人口増加率が、2019年から2023年の5年間で世界最高水準の31%増加となる見込みという報道もあります。

東海大学政治経済学部 高橋教授によれば、所得格差は一向に縮小しておらず、ジニ係数(https://www.gso.gov.vn, 値が1に近いほど格差が大きい)を見てみると全国では、2006年に0.424,2018年の速報値も同じ値となっている。都市・農村別にみると,都市部では0.393から0.372,農村部で0.378から0.407であり,農村格差が広がっている。
という報告もあります。

ベトナムの貧困層は、農村部に多くて自然災害の被害を受けることが多く、少数民族が多い地域に集中しているという特徴をもっているとのことです。

(3)ベトナムの女性

ベトナムは、よく一般的に女性が強い国といわれています。家庭だけでなく女性の社会進出も進んでおり、2019年の女性の就業率は東南アジアで第1位でした。管理職として働く女性も多く、職場でも家庭でもテキパキと働くベトナム人女性が多いようです。金銭感覚も身に着けて、社会的進出も多いことから、年老いた両親の面倒をみるという責任感も強いと思われます。

以 上