文部科学省統計数理研究所の2013年の「日本人の国民性調査」
https://www.ism.ac.jp/kokuminsei/index.html
によれば日本人の長所として「勤勉」「礼儀正しい」「親切」をあげる人が70%を超え、「他人の役に立とうとしている」「社会貢献」を50%選択しています。一番大切なものの回答結果は、「家族」「愛情」「健康」という順番でした。
・国際結婚についても理解する人が増えています。
もし自分の子供が、「外国人と結婚したい」と言ったとしたら、あなたは、賛成しますか、それとも、反対しますか?
2013年 賛成 56% 反対 20%
1988年 賛成 29% 反対 36%
・西洋人以外の人への理解も深まっています。
日本人は西洋人と比べて、一口で言えば優れていると思いますか、それとも劣っていると思いますか?
2013年 すぐれている 44% 劣っている 7%
1953年 すぐれている 20% 劣っている 28%
このような調査結果を元に、日本人と相性のよい結婚のパートナー(女性)を考察してみます。
男性も含めて世界的大規模な国民調査は実施されていませんので、従来から言われている各国の国民性を元に推察してみます。
<ポイント>
・日本と所得が近づいている中国、韓国
・政治的リスクの大きい中国、ロシア、東欧
・日本人の国民性から夫婦としての相性に問題がありそうなフィリピン、タイ
このような理由からベトナム人が、パートナーとして最適と考えます。各国を詳しく見てみます。
1.フィリピン人
(メリット)
・明るく、楽天的です。男性には献身的ですが、その反面、嫉妬深いと言われています。
・家族を大切にします。フィリピンでは家族で助け合って生活します。年長者を敬う気持ちが強くて弱者にも優しい国です。家族への愛情は深いです。
・働き者です。フィリピン人女性は働き者が多いので、一家の大黒柱が女性の場合も多くあります。
・英語が話せる。フィリピンではタガログ語と英語が公用語となっています。東南アジアの中でも英語が話せるほうで結婚してもコミュニケーションを取りやすいです。
(デメリット)
・時間にルーズと言われています。時間を守らないフィリピン人は多いです。
・結婚詐欺が比較的多い。国際結婚詐欺トラブルに発展する危険性が比較的高めの国となっています。
・仕送り金額が多い。フィリピン人は家族を大切にします。家族で集まる機会が多いです。フィリピンは所得が低い割に仕送り金額が比較的多くなる傾向があります。経済的に成功したら他の人を助ける習慣があり、配偶者以外も金銭的援助をする必要が出てきます。
2.中国人
(メリット)
・親との同居に抵抗が少ないです。家族や身内を大切にする人が多く、親と同居することに抵抗がありません。
・日本人男性と結婚したいと考えている中国人女性は、40代以上の落ち着いた相手を選びたい人が多いです。
・統計によると中国人女性の管理職の割合が36%とアジアでトップです。働きたい女性が多いため、結婚したあとに共働きしたい人が多くいます。
(デメリット)
・中国では抗日ドラマが放送されていたり、歴史の認識や領土問題で敵対している考えがあります。政治的な話は避けた方がよいです。
・中国人女性は、日本人よりも喜怒哀楽が激しい人が多いです。
・結婚詐欺の危険性があります。日本に入国することを目的として日本人男性と結婚しようとしている中国人女性がいます。
・家事をやらない女性もいます。中国人女性のなかには、家事をやろうとしない人がいます。
・気が強い女性が多い。中国人は、基本的に自己主張が強いとされています。
3.ロシア人
(メリット)
・ロシアのテレビには日本の大人気アニメが放送されていて、若い世代は日本に馴染み深さを覚えている人が多くいます。
・和食も人気があります。
・見た目の派手さに反して純粋な心を持っている人が多いようです。
・好奇心旺盛で勉強熱心な人が多い。
・裁縫や料理、細かい作業が好きな人が多い。
・言いたいことをストレートに言う。ある意味、理解しやすい。
(デメリット)
・言葉がむずかしく、母国の家族や友人とコミュニケーションが取れない。
・教会にいっしょに付き合わされることもあります。
・食事があわない。
・政治的な問題があります。
4.東欧
(メリット)
・ウクライナのキエフには日本食のチェーン店が多く、日本食が定着しています。日本文化に理解のある女性も多いです。
・東欧の女性は比較的控えめな性格で、結婚したら家庭を大切にしたいと考えている人が多いようです。
・論理的な思考が強く家庭内の課題解決も話し合いやすいです。
・明るい性格で、友人と楽しく過ごすことを好みます。
・家庭的な考えが強い傾向にあるのもウクライナ女性の大きな特徴です。
・ラトビアはバルト三国のひとつで、女性は協調性と思いやりがあり、家族を大切にしたいと思う女性が多いようです。
(デメリット)
・ウクライナは、ロシアと戦争中です。
・言葉がむずかしく、母国の家族や友人とコミュニケーションが取れない。
・地域によるが、教会にいっしょに付き合わされることもあります。
・地域によるが、食事があわない。
5.韓国
(メリット)
・ロマンチックな女性が多い国です。
・儒教の国なので道徳心を重んじる教えがあり、韓国人女性は困っている人への声がけや親身にするなど暖かい性格をしている人が多いと言われています。
・ストレートに気持ちを表現する感情の豊かさと同時に、儒教的な男尊女卑の文化の影響から精神的に強く芯の強さを持った女性も多いようです。
(デメリット)
・結婚年齢は日本より遅い。
2019年の統計資料によれば、日本人の初婚の平均年齢は男性が 31 .1歳、女性が 29.6 歳に対して、韓国人の初婚の平均年齢は…男性が 33.3 歳、女性が 30.5 歳です。
・韓国は気の強い女性が多いようです。
6.タイ
(メリット)
・スタイルが良く、美意識が高いと言われています。
・家族思いの女性が多いです。家族をとても大切にします。家族の絆が強く、とくに母親に対する愛はとても強いです。
・男性に尽くします。タイ人女性は面倒見がよく、惚れた相手にはとことん尽くします。好きになった男性には一生懸命尽くそうといろいろなことをしてくれます。
・さみしがり屋です。タイ人女性はとても寂しがり屋です。連絡は頻繁にとっていたいようです。
(デメリット)
・タイの女性は感情の起伏がとても激しいです。
すぐ怒ったり、泣いたりします。タイ人女性は比較的優しいのですが、怒ると、大声を出して怒り、手がつけられなくなることもあります。
・日本では協調性を重視しますが、タイでは迷惑はお互い様という文化があります。
・タイ人女性は基本的に謝りません。こちらが正しくても、相手の間違いを理論的に説明しても謝ることはないです。タイ人女性はとても気が強いです。
・嫉妬深いです。タイ人男性は浮気症の人が多いため、タイ人女性は浮気にはとても敏感です。
・時間にルーズなところがあります。
7.ベトナム人
(メリット)
・ベトナム女性は、日本人と同じく控えめで、少し内気なところがあります。
・温かい東南アジアということもあって、南部の方は陽気な人も多いです。
・仕送りする場合には、自分が働いた給料の中から仕送り費用を出す女性が多いです。
・ベトナム人は真面目で勤勉、働き者と言われて、日本人に似た国民性があります。特に北部(ハノイ郊外)出身の方は、勤勉だとされています。
・初婚年齢が、ベトナムは、日本より5歳若いことになります。
・ベトナム人女性は貞操観念が強いと言われています。若い人は緩くはなってきていますが、基本的に性については厳格です。
(デメリット)
食事の味付けがあわないことがあります。味が甘い傾向にあります。しかし、最後の味付けは、自分好みにして対応することもできます。
言葉がむずかしい。ただし、英語は日本人よりできる人が多いという調査結果もあります。