ベトナム女性との結婚で後悔?しやすい6つのポイント
ベトナム女性との結婚で後悔しやすいとか、デメリットと考えられている6つの問題の実態(実際)と解決方法等をご紹介します。幸せな国際結婚生活を送る参考になれば、幸いです。
1.仕送り
ベトナムは、社会主義の国で、社会保障も充実していて、年金もあるようですが、実態は、ベトナムでも日本の年金のような制度はあるのですが、ビジネスや仕事・生活に追われて、加入している人は、ほとんどいません。ベトナムでは年金に加入している人が少ないから、仕送りが必要になるということになります。そのため、年老いた両親の生活費が足りず、毎月の子供達や家族からの仕送りに頼ることになります。ベトナムの実家への仕送り金額は、月に2万円~5万円が妥当だとされています。
実際は、次のケースが多いのが実態です。
・ベトナム人は会社勤めの人が少なく、ほとんどの人が自営業です。定年がないので、高齢の両親も働いている人が多いので、働いているために仕送りは不要です。お金に困っていない高齢者もたくさんいます。
・日本に嫁いできた女性が働いていて、毎月の自分の収入から払うことが多い。
結論は、このように、人によります。
2.言葉(言語)
言葉(言語)については、日本に留学や就労していて日本で生活しているベトナム人だとまったく問題ありませんし、ベトナム人は、英語をしゃべれる人が日本人より多いという調査がありますので、ご紹介します。
スイスに本部を置くグローバル教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)が2021年に発表した「EF英語能力指数2021(EF EPI 2021)」のランキングによると、非英語圏112か国・地域中、ベトナムは66位で日本は78位でした。少なくとも、これだけ英語教育に力を入れている日本より、ベトナムのほうが英語力はありそうです。極端な地方でない限り英語を話せるベトナム人はかなり多いです。
3.習慣
ベトナム人の主な習慣・慣習・風習をとりあげます。いずれも、問題ないものばかりだと思います。気になる方も、慣れれば看過できるものばかりだと思われます。
・お昼寝
ベトナムには昼寝の習慣があります。昼間は日差しが強すぎるためか、室内でひと眠りするのが一般的です。会社勤めも増えて、昼寝も少なくなってきているようですが、休日は多く人が昼寝をして、日暮れ以降に活動をします。
・カフェ
ベトナムは、約80年間、フランスに支配されていて、フランス文化の「カフェ」が定着しています。ホーチミン市内には多くのお洒落なカフェがあり、旅行者はもちろん、ベトナム人にも憩いの場所となっています。奥さんと時々、カフェに行く習慣なら、夫婦円満にもつながります。
・長袖
ベトナムは、日差しが強く、ベトナム人は、肌を保護する意味でも、屋外にいる女性のほとんどが、長袖パーカー、帽子、マスクなどで肌を隠しています。最近では、日本でも女性のあいだでは、そんな習慣がありますし、定着してきています。
・ゴミ
これは、日本だとマナー違反となりますが、中国やベトナムでは、習慣・慣習・風習として残っています。ただし、日本にいる中国人やベトナム人では、今は、ほとんど見かけません。日本に生活している人であれば、皆無に近いと思います。
ベトナムでは、路上の屋台なら、そのままごみを下に落としてしまうことがあります。日本では、床や路上にごみを捨てるのはマナー違反ですが、ベトナムでは、まだ、この習慣といいますか風習が残っているようです。
4.里帰り
・テト
ベトナムでは、旧暦で新年をお祝いして、旧暦のお正月をテトと言います。 旧暦なのでテトの日にちは毎年変わります。テトの前後の休暇ですが、ベトナムの労働法でテト休暇は5連休と定められていて、年間で一番長い休暇となります。テト休暇は年間を通じて最も重要なベトナム人の祝祭日です。ベトナム人が、帰省、里帰りする日でもあります。
テトは、ベトナム人にとって、大事な(里帰り)イベントですが、日本人だと、盆と正月の2回もありますが、ベトナム人は1回で済みますし、年に一回であれば、パートナーや家族も海外旅行気分で行けるかもしれません。
5.食生活
ベトナム料理ばかりではありません。フランスの文化の影響もあるので、ベトナム料理や中華料理以外にもいろいろあります。
若干、日本の味付けに比べて、甘いと言われていますが、食事問題の解決策は、お互いの文化を理解し、妥協点を見つけることです。味付けが合わないなら、同じ材料で作って、最後の味付けだけ変えるという方法もあります。
日本人でも納豆が嫌いな人もいれば、日本人でもパクチーが好きな人もいます。同じ民族であっても、多様化の時代なので、人それぞれです。
また、ベトナム人は、健康志向の傾向が強く栄養のある食事とか食育、高齢者向けの健康食などのブームがあるとのことです。ベトナム人は、家庭でも活躍頂けると思います。
6.偽装結婚
ベトナム人に限らず、他の国の人でもありますし、日本人でもあります。少なくとも、ベトナム人は、中国人より少ないです。国際的にも在日者数の母数からするとその割合は少ないと言えます。
警察庁刑事局国際捜査管理官
https://www.npa.go.jp/sosikihanzai/kokusaisousa/kokusai/H25_rainichi.pdf
例えば、偽装結婚の摘発者は、2010年では、結婚の相手方や仲介者などの日本人が269人で、中国人が90人、フィリピン人54人、韓国人41人となっています。
ベトナム人と結婚する場合は、結婚前に実家訪問をしてみてもよいでしょう。相手の両親や住んでいる場所を自分の目で見て、経済状況を確認して結婚してみるのも方法です。
7.まとめ
「愛に国境はない」気障な言い方ですが、これにつきると思います。言葉が通じることが、必ずしも「よいコミュニケーション」につながるわけではありません。大事なことは、お互いのことを理解しようとする気持ちだと思います。
最後に、日本人同士の結婚と国際結婚の離婚数を比較してみると、たしかに、若干、国際結婚の方が、数字が上回るものの、年々、その差が少なくなってきているようです。近い将来には、日本人同士の結婚と国際結婚との離婚数は同じになると思います。
けっして、ベトナム人との結婚が必ずしも、後悔に結び付くわけではありません。